LEAD Space
実績紹介

「街コン」「婚活パーティー」で見つけた人が、安心して参加に進める公式サイトとアプリの導線設計

自宅のソファでスマートフォンを手にした女性が、参加してみようと思えた時の少し安心した表情を浮かべる暮らしのひと場面(画面の中身は写さない)、自然光の入る明るい部屋

なぜ、街コン・婚活パーティーの公式サイトは「参加してよい場だ」と感じてもらう必要があるのか

「街コン」や「婚活パーティー」と検索する人の多くは、いちばん安い会や、いちばん大きなサービスを探しているだけの人ではありません。多くは、新しい出会いやつながりがほしいと思いながら、「知らない人が集まる場に、一人で踏み出しても大丈夫だろうか」という不安を、静かに抱えている一人です。本当にためらわせているのは、参加費がいくらかではありません。その場は安全なのか、どんな雰囲気なのか、自分のような人でも浮かずにいられるのか、そして申し込んだあと、当日まで迷わずにたどり着けるのか——それが参加を決める前に分からないと、せっかく見つけても、最後の一歩で手が止まってしまいます。ところが、多くのマッチングサービスの入口は、開催数の多さや会員の規模、機能の一覧が前面に出ていて、「この場なら、自分も参加していい」と感じられる情報が、いちばん知りたい順番で置かれていません。見つけてもらうことと、安心して参加してもらうことは、別の仕事なのです。それでも公式サイトと公式アプリには、規模や数の大きさを競う見せ方から離れ、「ここなら参加してみていい。当日まで迷わずたどり着けそうだ」と、申し込みの前に感じてもらう役割があります。ある街コン・婚活パーティーのマッチングサービスでは、その考え方を起点に、公式サイトと公式アプリをつくり直しました。会員数やイベント数の大きさで見せるのではなく、場の安心と活気が伝わるように情報を整え、公式サイトから公式アプリのダウンロード、そして参加までを、迷わずたどれる順番へと組み立て直しています。

参加を迷っている人は、公式サイトと公式アプリの何を見ているのか

「街コン」や「婚活パーティー」を調べる行為を、ただの集客キーワードだと捉えると、本質を見誤ります。これは、知らない人が集まる場に踏み出そうか迷っている人が、「この場は、自分が安心して参加してよい場だろうか」を、慎重に見極めている行為です。頭の中にあるのは、料金や開催数だけではありません。運営はしっかりしているのか、当日はどんな雰囲気で、どんな人が来るのか、一人で参加しても浮かないか、うまくいかなかったときに気まずくならないか、そして、申し込みから当日まで、迷わずに進めるのか——そういう不安と警戒が、最初からそこにあります。

この見極めが、サービス側の見せ方とすれ違います。多くのマッチングサービスの入口は、開催実績の多さや会員規模、機能の豊富さで構成されていて、参加を迷う人が本当に知りたい「安心して参加してよい理由」「当日までの進み方」「一人でも大丈夫だと思える雰囲気」が、判断できる順番で並んでいません。数字や機能は伝わっても、自分の不安に引き寄せて「これなら参加していい」と確かめられる手がかりが見つからない。

つまり、見つけてもらえても参加に進まない難しさは、デザインの派手さやアクセス数の問題ではありません。参加を決めるために必要な安心が、必要な順番で置かれていないことから来ています。そして、一歩を迷っている人にとって本当に必要なのは、いちばん大きい・いちばん賑わっていると掲げた見せ方ではないはずです。必要なのは、「この場なら、自分も参加していい」と自分で納得できる、場の安心と活気のほうです。

では、公式サイトと公式アプリには何ができるのか

答えは、会員数や開催数の大きさで並ぶ戦い方をやめることです。

比較サイトやランキングは、サービスを規模や人気で「並べて絞り込む場所」です。多くの候補を一度に見比べるための、入口だと言ってもいい。それ自体は便利です。けれど、参加を迷っている人が最後に欲しいのは、賑わっているサービスの一覧そのものではありません。「この場なら、自分も安心して参加してよさそうだ。当日まで迷わずたどり着けそうだ」と思える、たった一つの場です。比較やランキングが入口だとすれば、公式サイトと公式アプリは、その先で「ここなら参加していいと確かめ、実際に参加まで進む」場所です。役割がそもそも違う。だから公式サイトと公式アプリが整えるべきなのは、開催数の多さでも機能の豊富さでもなく、参加を迷う人の不安が、順番にほどけていく道すじです。

参加してよいかを確かめたい人には、だいたい決まった順番があります。「この場は、運営がしっかりしていて安心できるのか」「当日はどんな雰囲気で、自分のような人でも浮かないか」「一人で参加しても大丈夫そうか」、そして「申し込みから当日まで、どう進めばいいのか」。この不安がほどけていく順番に、公式サイトの言葉と、公式アプリへの導線、アプリの中の進み方がそろっていれば、その人は迷いを一人で抱え込まずに、参加へと進めます。そして、参加した人の体験や声、開催の積み重ねが、場に少しずつたまっていく。その積み重ね自体が、次に訪れた人の「ここなら参加してよさそうだ」という安心の手がかりになり、場の資産として育っていきます。数や賑わいで勝つのではなく、「ここなら参加していい」と感じてもらい、迷わず参加まで進んでもらえること——それが、公式サイトと公式アプリの勝ち筋です。

この案件で、何を・どの順で考えたか

ある街コン・婚活パーティーのマッチングサービスの公式サイトと公式アプリをつくり直したとき、私たちが最初に決めたのは、設計するのは機能の多さや賑わいの見せ方ではなく、一歩を迷っている人の心理だ、ということでした。

この領域で人がまっ先に越えられずにいるのは、情報の少なさではありません。「どのサービスも数や機能に見えて、自分が安心して参加していい場なのかが分からない」という、申し込みの手前での立ち止まりです。そこがほどけないかぎり、どれだけ開催数や会員規模をきれいに並べた入口も、比較の一枚として流し見されて閉じられてしまう。だから私たちは、機能一覧や実績をどう見せるかから考えるのをやめ、「なぜこの場なら参加してよいと感じられるのか」という理由と、「参加までどう迷わず進めるのか」という道すじを先に整えることを、設計の起点に置きました。

考え方の芯は、四つあります。ひとつ、会員数や開催数の大きさでは勝負しない。規模で並べれば、比較サイトと同じ土俵に戻ってしまうからです。ふたつ、賑わいの誇示ではなく、安心して参加してよい理由を伝える。数を見せつけるのではなく、場の雰囲気や参加のしやすさ、当日までの進み方が伝わる言葉と見せ方を先に置く。みっつ、比較サイトやランキングはあくまで入口だと捉える。入口を否定するのではなく、その先で「参加していい」と確かめ、実際に参加へ進める導線を用意する。よっつ、公式サイトと公式アプリの役割を分けて設計する。公式サイトで「この場なら参加してよい」と感じてもらい、そこから公式アプリのダウンロードへ迷わず進み、アプリの中で参加まで、つまずかずにたどり着けるようにする。

そのうえで具体的に手を入れたのは、三つの層です。まず、公式サイトの言葉と情報の順番、そして画面(UI)を、参加を迷う人の不安がほどける順に組み直しました。次に、公式サイトから公式アプリのダウンロードへ向かう導線を、途中で迷ったり不安になったりしないよう、体験(UX)として設計し直しました。そして、公式アプリそのものの画面(UI)と、参加までの進み方の分かりやすさ、使いやすさを整えました。あわせて、検索から入ってくる人が、探しているものと出会える状態にするための検索まわりの整理も行っています。2026年7月時点で、Google検索の「街コン」「婚活パーティー」で検索1ページ目への表示を確認しています。ただ、見つけてもらえることは、あくまで入口にすぎません。私たちが時間をかけたのは、その先で「参加してよい」と感じ、迷わず参加まで進んでもらうための、サイトとアプリの設計のほうでした。派手な演出や、数の大きさを誇る言葉は足していません。この領域では、大きすぎる見せ方や、盛った賑わいは、そのまま「本当に大丈夫だろうか」という不安に変わってしまうからです。

持ち帰っていただきたいこと

もし、自社のサービスが見つけてもらえているのに参加まで進んでいないと感じるなら、原因は見た目やデザインではなく、参加を迷う人が確かめたい安心と、サイトやアプリの言葉・導線の順番のずれにあるかもしれません。まず一度、自分たちのサービスが「参加を迷っている一人」からどう見えているか、その人が申し込みの前に何を不安に思って調べているかを、思い描いてみてください。それだけでも、次に整えるべき場所が見えてきます。

このページでお話しした考え方——探している人を「アクセス数」ではなく、「知らない人の集まる場に一歩を迷っている一人」として読み、比較サイトやランキングを入口、公式サイトと公式アプリを「参加してよいと確かめ、参加まで進む場所」として役割を分け、不安がほどけていく順番で言葉と導線を設計する——は、街コンや婚活パーティーに限らず、見ず知らずの人どうしが集まり、その参加や投稿が場を育てていく、コミュニティやマッチングのサービス全般に、そのまま応用できます。

どこから手をつけるか迷われたら、そのときは気軽にご相談ください。

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