SEO勉強会ってどんなことするの?実際の研修内容ご紹介
リードスペースでは、「SEO勉強会」というサービスをご提供しています。
先日広島で、弊社社員がある会社様に訪問してSEOについての勉強会をさせていただきました。どういった内容だったのか、参加者の反応はどうだったかなど、詳しくお伝えしようと思います。社員向け勉強会をご検討される際、どうぞ参考になさってください。
今回のSEO勉強会について
参加者のレベル
勉強会に参加いただいた方のレベルは、一応一般的なPC操作は可能、スマホも利用しているという20代〜50代の方だったようです。
SEOに関してはほぼ初心者、「SEOはじめの一歩」という感じの内容となりました。
目標は社員によるSEO対策
最初にこの勉強会の目的について。Web施策に関わる社員ひとりひとりがWebノウハウを身につけ、効果的なSEO対策やプロモーションを行い、お問い合わせ(コンバージョン)を獲得できるようになること。
これをできるだけ業者に丸投げせず、社内でできるようになるのが目標です。(一回では無理なので、数回の勉強会を通しての目標です。ちなみに今回は第一回。)
SEO勉強会の内容
営業戦略への貢献
お客様の営業戦略におけるホームページの位置づけをイメージしてもらいます。
ホームページの役割は、会社全体の営業目標を意識して、現場の営業活動をサポートすることです。会社全体の目標達成に貢献できる、投資価値のあるホームページにしていかなくてはいけません。
実際の勉強会ではその会社の営業課題と目標を具体的に取りあげて説明していますので、より身近にイメージしていただけると思います。
お客様の興味の段階に応じたWeb施策
お客様は「まず商品を知る」→「興味を持つ」→「行動を起こす」という段階を踏みます。企業側もそれぞれの段階に向けてWeb施策を打つ必要があります。
1.プロモーション
商品をまだ知らない人へ広く知らせるために行うのが、有料広告などによるプロモーションです。
2.SEO対策
商品に興味を持ちそうな人がWebで検索をかけた際、見つけやすくするのがSEO対策です。
3.ホームページ
さらに興味を引き出すために、お客様を満足させる内容のホームページが必要です。
4.お問い合わせ
興味を持ったお客様が行動に移すための窓口(お問い合わせボタンなど)を設置します。
5.シェア
Facebookなどでのシェアを促すことで他のお客様へ繋げていくことができます。
中長期的なサイクル
Web施策は、やりっぱなしでは意味がありません。検証しながら続けていくことで成果につながります。
- 現状を分析し戦略をたてる
- コンテンツを構築する
- 運用・検証する(必要に応じてプロモーションをかける)
- さらに次の戦略を立てる
このようなサイクルを回して、より良い施策を積み重ねていくことが大事です。
検索画面の見方
SEO効果の検証というと、難しい印象があるかもしれませんが、「自社ホームページを検索して順位を確認する」これも立派な検証です。
検索エンジンで検索をかけると、まず上部には「広告」というアイコンのついたリンクが数件表示されます。これはリスティング広告といって、検索エンジンにお金を払って特定のキーワードの検索結果に表示させる広告です。
そして、Googleの場合その下に地図が表示され、地図に紐付いた事業所名が表示されます。これはGoogleマイビジネスといって、登録さえすれば誰でも載せられる無料の表示枠です。
そして、その下に並ぶのがおすすめの検索結果(自然検索結果/organic)で、この順位がSEOの対象です。
ちなみに検索エンジンは色々ありますが、国内の検索エンジンのシェアの殆どはGoogleとYahooです。そしてYahooはGoogleと同じ評価基準を採用しているので、実質的にはGoogleの評価を意識すれば問題ありません。
SEOの仕組み
では、どうすれば自然検索結果で上位を獲得できるのでしょう。
1.Googleの検索ロボットが認識しやすいサイトにすること
目に見える表側だけでなく裏側のプログラムコードまで正しい文法で構築することで、検索ロボットがページの内容を理解しやすく、適正に評価されるようになります。
2.ランキング上位にある有益なホームページからリンクを貼られること
権威のあるホームページからリンクを貼られたホームページは、Googleから信頼してもらえるということです。ただしお金を払って不自然にリンクを貼らせたりするのはペナルティの対象となります。
3.ホームページに有益な内容を増やすこと
現在一番重視されているのはこのコンテンツだと言われています。Googleの仕組みは、現在かなり高いレベルでホームページの内容を理解し、検索したユーザ求めている内容かどうかを判断して順位付けできるようになっています。
有益な内容とは何か
社内で特に力を入れるべきは3.ホームページに有益な内容を増やすことですが、有益かどうかを考える手がかりがあります。
例えば、「旅行 おすすめ」というキーワードをユーザが入力したとします。Googleは「これから旅行をするのに、旅先を検討しているんだな」と理解し、「それなら旅先のランキング記事や、おすすめツアーの紹介記事などを見たいんだな」と判断してユーザが満足しそうな順番でホームページを表示します。決して「旅行」という言葉の辞書的な意味を表示したりはしません。何を意図してそのキーワードを選んだか理解し、人間の要求に応える仕組みになっているのです。
ですからホームページを運営する側も、「自社商品に関連するキーワードを検索したユーザが満足してくれそうな内容」をたくさん用意すればいいというわけです。
大事なのは「キーワード」であり、それを入力したユーザの意図に応えることです。
まとめ
- SEO対策は会社の事業戦略の一環として考える
- Web施策と検証を繰り返して高い成果を目指す
- 検証の基本は検索結果を意識すること
- 検索エンジンから高く評価されることを目指す
- そのためにユーザの入力した「キーワード」に注目する
終わりに
以上が勉強会の内容でした。(実際にはスライドで図解して、反応を見つつ口頭で色々と補足したようです。文字で伝わりにくい部分はブログ用に改変させていただきました。)
時間はこれで1時間程度とのことです。
SEOについては初歩的な内容とはいえ、やはり50代くらいの方には少しイメージしにくい部分もあったようです。二回目以降は実習なども取り入れて理解を深めていただく予定だそうです。
SEO勉強会について、参考になりましたでしょうか。今回は広島の会社様に訪問しましたが、弊社のサービスは岡山・山口・福岡にも出張可能です。ぜひご検討ください。